カンボジアでパソコンを教えるの巻 vulture0902@yahoo.co.jp


by vulture0902

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雨季の雨はシャワーのようで、少し経つと止む。遠くの空で、雨のカーテンが見える。ものすごい積乱雲。それと雷。一瞬にして家の前の道は川となって、自転車でも靴がびしょびしょになる。ある日本人は、カンボジア人に教えられたそうだ。

「今日は雨が降るの?」
「音を聞いてみて。」

この会話が分かるだろうか。
雨音が近づいてくることが、耳を澄ませば聞こえる時があるそうなのだ。雨を聞く。綺麗な言葉。


いつも自転車で僕のパソコン授業に通う生徒が、ある日HONDAのポンコツバイクで来た。うれしくなる。ほんとに安いポンコツバイクだけど、それはカンボジア人にとって歴然な違い。カンボジア人の中で、お金を持っているのかを判断するのは容易で、バイクの種類。これはかなり精度が高い。彼女もバイクに乗れるようになったかぁと、ふむふむとなる。

授業は終わって、彼女がエンジンをかけようとすると、エンジンがかからない。エンストかと思ってガソリンを入れたけど、つかない。パソコンは修理できるんだからと、私を見るけどバイクは無理だと言ったら本当に悲しそうな顔をする。バッテリーだろうと、僕もすげぇ走ったけど付かない。

馬鹿な僕は「バイクの修理屋は近くにありますか?」って聞いてしまった。修理する金があったら、とっくに諦めてバイクを押してるのに。僕達の前をSUZUKI最新のバイクが走る。どこかの賄賂を一杯もらっているアホな役人が車で通る。バイク修理を教えている先生を必死で探したけど、今日は学校をサボっているらしい。

彼女がエンジンを何回もかけようとしている時、SUZUKI最新のバイクや役人の車をどう思うのだろう。
その友達は、さりげなく自分の財布を確認していた。
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by vulture0902 | 2010-08-26 05:00 | 寸話

【文明】

朝、起きたら郵便受けに牛乳と新聞が入っていて。

朝食は、ガスコンロでお湯を沸かして、お味噌汁とご飯を食べる。

テレビをつけながら新聞を読んで、クローゼットからスーツを出して、急いで着る。

会社に急いで、出かける。


おお。これが文明か。と、今日気がつきました。




(この町には、牛乳と新聞は流通していない。ガスコンロとテレビは僕の家には無い。クローゼットなんて虫の巣になる。でも、インターネットはあるんだよなぁ。不思議だ。)
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by vulture0902 | 2010-08-10 00:10 | 寸話

【涼しさ】

Tシャツを着ていても汗が止まらない。雨季だけどスコールの合間の太陽は休まないらしい。カンボジアの太陽は頑張り過ぎだ。教室に着き、窓を開ける。風が肌を通るあの感覚。言葉は無力で、私はあの感覚をとても表現できない。

子供の頃に、真夏の中を駆け回り喉が渇く。が、我慢した後飲む水、その時吹く風。
少し違う。
締め切った部屋の中で、ラーメンを食べる。流れる汗が面白くて、わざと汗を拭わない後の涼しさ。
やはり違う。

本来、感情なんてものは曖昧で、信頼の置けないものだとつくづく思う。差でしか、感知できないセンサーを私達は持っている。証拠に、日本より暑いはずのカンボジアで、涼しさを毎日感じるのだから。

だから今後、私は考え方を変えようと思う。
何かが足りないと不平に思ったら、無い場所に行けばよい。
とても簡単な理論だ。

少なくとも、それは重要なのか、はっきりと分かる。
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by vulture0902 | 2010-08-05 00:08 | 寸話